改善しない理由と原因

あなたの痛みや不調が改善しない理由

①レントゲン等の画像検査では異常がなかった場合

「病院で色々と検査をうけたが異常がない。それなのに身体に痛み・不調がある」
こんな状態でお悩みではないですか？

病院でのレントゲンやMRIなどの画像診断では、動いていない状態の骨や筋肉、血管、神経を見ることは出来ますが、身体を動かした時の筋肉や関節の動き、神経の働きまで見えるわけではありません。
画像検査で動いていない状態の身体の一部を見ても、原因が分からないことは多くあります。

症状のある部位以外にも身体全体を見る必要があります。身体全体の反応が悪い所を見つけて施術することで、身体の痛みや不調などのお悩みを解消できます。

②マッサージを受けてもすぐに戻ってしまう場合

実はマッサージで強く揉んだからといって筋肉がほぐれるわけではありません。血流が一時的に良くなって楽に感じますが、すぐ元に戻ってしまいます。

身体は強く揉んだりすると、痛みを感じる神経が刺激され脳に伝わります。すると脳は、自分の身体を守るために筋肉に力を入りにくくしたり、逆に緊張しやすくしてしまいます。そうなると筋肉の動きが悪くなり、身体のバランスが崩れ、さらに不調の原因になります。
筋肉の動きが悪くなれば、筋肉の動きによるポンプ作用の助けがなくなり、血流も悪くなり、自然治癒力もおちてしまいます。

身体には無暗に強い刺激を加えるより、適切な箇所に適切な強さの刺激を加えることが必要です。そうすることで身体はバランスの良い動きができるようになり治癒力もアップします。

③薬を飲んでも改善しない場合

薬で痛みや不調を抑えることは一時的には有効な手段です。
しかし、一時的に痛みや不調を抑えても、原因に対して何もしなければ、痛み・不調を繰り返すことになります。また薬には副作用がありますから、長期の服用は薬害のリスクもあります。

④骨盤矯正を受けてもあまり変わらない場合

骨盤矯正など骨格を矯正する場合、実はゆがんでズレた骨をただ動かすだけを目的に矯正してもあまり意味はありません。関節をバキバキ鳴らしてその時のスッキリ感だけで終わってしまうと、痛みや不調の改善にはなりにくいのです。
骨格矯正の目的は刺激により関節周囲の神経伝達のとどこおりを解消し、自然治癒力を高めることです。矯正する時は、神経伝達の悪くなっている箇所をねらって矯正しなければいけません。

あなたの痛みや不調の原因

もしどこで治療を受けてもあなたの症状が改善しないなら、局所的な施術ではなく全身の調整が必要です。
全身の調整といっても筋肉を揉みほぐしたり、骨格の全身調整だけで症状を改善できるわけではありません。実は筋肉や骨格ではなく、全身に影響を及ぼしている脳と神経の働きを整えることが症状の改善には必要なのです。

脳と神経の働きが整っていない、乱れている状態とは次の3つがあります。
①脳が身体へ間違った指令を出している。
②身体から脳へ情報が正確に伝わっていない。
③左右の脳バランスが崩れている。
それぞれの状態を詳しく説明します。

①脳が身体へ間違った指令を出している

脳は人の身体に指令を出しているという事はご存じかと思います。脳から間違った指令が出ていたり、または指令が正確に身体に伝わらないことで、筋肉や関節など身体に負担がかかる原因になります。

②身体から脳へ正確に情報が伝わっていない

脳は身体に指令を出す以外に、身体からの情報を受け取り自分の身体がどんな状態か、周りの状況がどうなっているかを感じる事ができます。身体からの情報が正しく伝わらないと脳は危険を感じ、防御反応として痛みの信号を出します。また、自分の状態が把握できず正確な反応をしない（例えば、歩いている時に平衡感覚が伝わらずふらつく、食事している時に内臓が働かず消化不良）等の不調がおきます。

※図では伸ばす感覚で例えていますが、触る、揺らす、圧す、熱い、冷たい、視覚、聴覚、嗅覚などの感覚が正確に伝わらなくても不調がおこります。

③左右の脳バランスが崩れている

また、脳は右脳と左脳に分かれているという話を聞いたことはありますか。
右脳は直観的に働き、左脳は論理的に働くと言われています。右脳が優位な方は直感で考えることに優れ、左脳優位の方は論理で考えることに優れていると言われています。
しかし、右脳と左脳で特徴はありますが、重要なのはそれぞれの役割を果たしながらバランスよく働くことです。

人は何らかの理由で左右どちらかの脳の働きが強くなったり弱くなってしまうことがあります。すると、脳のバランスが崩れてしまいます。
そうなると左右の脳で、脳からの指令や身体からの情報の理解に滞りが生じて、身体に様々な不調が表れてきます。